Adobe Expressのメリット&デメリットをヘビーユーザーが教える


ノンデザイナーでもおしゃれなデザインがブラウザで制作できるツール「Adobe Express」のメリットとデメリットをヘビーユーザーが教えます。広告・アイコン・サムネイル・プレゼン資料・ドキュメントといったビジネスで必要なものを自身で作りたい人におすすめの内容です。


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Adobe Expressプレミアムプラン


この記事では、Adobe Expressプレミアムメンバーのメリットとデメリットを紹介します。無料プランだと機能が制限されるため、プレミアムメンバーの方が実務で利用する上で断然便利だからです。

プレミアムメンバーの特典

Creative Cloudにある「プランや価格の詳細」にAdobe Expressと記載されたプランを契約することで、プレミアムメンバーになれます。私はPhotoshopとLightroomがセットになったフォトプランを契約しているので、自動的にプレミアムメンバーになれました。

Photoshopの利用予定がない人向けに、Adobe Express単体プランも用意されています。単体プランはPC版Photoshopが使えない分、料金が安いです。クラウドストレージは100GB付属します。

Adobeフォトプランのクラウドストレージは1TBなので桁違いに大容量{alertSuccess}



Adobe Express6つのメリット


①日本語テンプレートが作り込まれている

チラシのテンプレート一覧

実務で利用する人にとって最もありがたいのが、日本語テンプレートが充実していること。単に充実しているだけじゃなく、一つひとつしっかり作り込まれているのがわかります。良いデザインがたくさんあって載せきれない!


②良質な背景素材がそろっている

さわやかな背景一覧

「さわやか」のキーワードで検索して出てきた画像がどれもクオリティーが高いです。そして、とにかく素材の数が多いので他社とかぶる心配なし。キーワード次第であらゆるジャンルの背景素材が手に入ります。

Adobe Expressでは新しい素材が日々大量に追加されます{alertSuccess}


③Adobe Fontsが使い放題

フォントパック

プレミアムメンバーはAdobe Fontsが使い放題になります。プロが愛用する日本語&英語フォントを商用利用できるメリットは大きいです。どのフォントを使えばいいかわからない場合は、フォントパックを参考にしてください。

Adobe Expressで利用する分には「追加ボタン」のクリック不要です{alertInfo}


④便利なアドオンが充実している

拡張機能一覧

意外と知られていないのがアドオンの存在。ホームからアクセスできるのですが、便利なアドオン(無料)がたくさん使えます。各種クラウドストレージと連携できるのと、いらすとや・WIX・MailerLiteなんかもあります。

上の画像には載ってないけど、メルマガ配信サービスMailerLiteのアドオンは特におすすめ。筆者は色んなメルマガサービスを使ってきたので言えますが、どこのサービスもUI/UXがあまり良くないです。

そればかりか素材もフォントも限られすぎて、フリー素材サイトを駆使しないと良いもの作れません。なので、Adobe Expressで制作したデザインをメルマガで配信できるのはすごいことなんです!


⑤作業効率化できる機能が豊富

予約投稿機能

Adobe Expressには作業過程で役に立つ機能が豊富です。作業段階でファイルサイズを変更出来たり、画像だけじゃなく動画の背景除去、SNSの予約投稿機能などなど。これ1つで完結です。


⑥精度の高い画像生成AIが商用利用可

オーロラのような星空

上の背景素材は、Adobeの画像生成AIシステム「Adobe Firefly」を使って生成した水彩ブラシ風の星空です。イラストACで無料配布中です。こんな感じのクオリティ高い画像を、Adobe Express内でも生成できちゃいます。

Adobe Fireflyで生成した画像は商用利用可ですし、Adobe Stockに投稿して収益化することさえ許されています。詳しくは公式ページをチェック。

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Adobe Express3つのデメリット


①ベクター形式で保存できない

Adobe Expressで保存できるのはJPG、PNG、PDFといったラスター形式のみです。SVGやAIといったベクター形式で保存できません。

ちなみに、インポートなら多くのデータ形式に対応しています。

次​の​データ形式​でインポート可:
264, 3gp, aac, adts, ai, avi, crm, f4v, gif, jpeg, jpg, m1v, m2p, m2t, m2ts, m4a, m4v, mov, mp3, mp4, mpeg, mpg, msvideo, mts, png, psd, psdt, quicktime, ts, tts, wav, webm, webp, wmv, xm4a, xwav


②表が作れない

表の作成例

Adobe Expressには表を作れる機能がありません。なので、表を作る際は四角形を複製して並べていくという非効率なやり方しかないんです。表はないけど、グラフやチャートなら作れます。

理想を言えば、エクセルみたいにワンクリックで列と行を追加できる表作成機能が欲しいところ。ファイルサイズを変更したら、表も背景の形に自動でフィットしてくれたらもっと良い。


③テキストエフェクトが微妙

薔薇の文字をピンクのラメに

テキストエフェクトとは、その名の通り、テキストに効果が付与された素材を意味します。AIを利用した機能なんですが、ちょっと使いにくいですね。このレベルだったら、フリー素材サイトから入手した方がいいかな。



最後に|誰でもデザイナーになれるツール


以上、Adobe Expressのメリット&デメリットをヘビーユーザーが教えました。

Adobe Expressは誰でもグラフィックデザイナーのように制作できるツールなので、ノンデザイナーはもちろん、デザイナーを目指す人にもおすすめです。

私はYouTubeやブログのサムネイルを制作する際に使っているので、これがないと仕事にならないです。それくらい毎日お世話になっています。

法人でも個人でも必要なデザインがこれ1つでサクサク作れるので、日々の業務にぜひ取り入れてみてください。だいぶ楽になるはずです!

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Natchan

ゲームが好きなグラフィックデザイナー。複数のサイトを運営中。子どもの頃からPCゲームで遊んでました。1番最初に遊んだのはSecond Life。デザインとは飽きない程度に関わっていくつもり。詳しくはこちら

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