お金をかけずにクリエイターになるためのおすすめソフト〈未経験向け〉


お金をかけずにクリエイターになるためのおすすめソフトをグラフィックデザイナーが幅広く教えます。未経験者からクリエイターになりたい人、これからデザインを始めたいけど何を作りたいのかわからない人におすすめの内容です。


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軽率な態度でクリエイターになろう


最初に、クリエイターになるための理由なんて重要じゃないってことを伝えておきたいです。

クリエイターになるのに強い意志とか目的意識なんかも必要ないです。私がデザイナーになったきっかけは、当時ココナラで2万円程度で出品されているロゴ制作サービスでした。

「これくらいなら自分でも作れそうだな」
「この程度でこんなに依頼してもらえるんだ」

そんなナメた気持ちでインクスケープを始めました。インクスケープを学び始めて3ヵ月後にココナラで出品を開始、出品後1か月くらいで依頼が入るようになり、学び始めて1年未満で多くの顧客を得ました。取引回数は150回近かったと思う。※現在は引退済み

クリエイターになるのに必要なのは、行動力です。"あれこれ考えてないで手を動かせバカ野郎"精神で、私がこれから紹介するソフトにどんどん手を付けてみてください。自分にとって苦じゃないソフトがきっと見つかるはず!


仕事はナメてかかって、真面目にやれ。 by テリー伊藤



未経験クリエイター向けおすすめソフト


それでは本題に入ります。ここに載せるのは、どれも国内ユーザー数が多く、知名度が高い制作ソフトのみです。一般的なクリエイターに知られていないマイナーなソフトは挙げていません。

そして、無料・有料にかかわらず載せていますが、もしクリエイターとして企業に採用されたいのであれば、Creative CloudにあるAdobeソフトを選ぶことをおすすめします。Adobe以外だとスキルとしてあまり評価されない可能性があるからです。


Photoshop

via 公式サイト

Photoshopは、最もメジャーな画像編集ソフトです。単に画像をレタッチできるだけじゃなく、AI生成機能のおかげでゼロから全く新しいものを作ることもできます。どんな人にも課金する価値があるソフトです。

公式が無料ブラシを多く配布してくれるので水彩画とかペン画とかも描けます。契約する際は、単体プランよりもフォトプランの方が月額が安いのでおすすめです。しかもLightroomも付属。安さの理由は以下の記事で解説しています。



Adobe Express

via 公式サイト

Adobe Expressは、ブラウザ上でヘッダーやバナーなどを制作できる無料ツールです。無料版だと機能が限られますが、Creative Cloudにあるいずれかのプランを契約していればプレミアムメンバーとしてすべての機能が解禁されます。

人生で全くデザインに触れてこなかった人にとってPhotoshopは少々ハードルが高いので、まずはAdobe Expressから始めることでデザインの感覚がつかめるようになります。

とはいっても、あくまでブラウザ上で動かす簡単なツールでしかないので、実務で使うなら断然Photoshopです。あくまで練習用として活用してください。


Inkscape

via 公式サイト

Inkscapeは、無料のグラフィックソフトです。オープンソースなのに、とても扱いやすいUI/UXと定期的なアップデートが魅力です。ロゴ・名刺・バナーといった狭い範囲のデザインに向いています。

画像編集の機能は弱いので、ポスターとかランディングページとか広範囲な制作には不向きです。私のYouTubeチャンネルでチュートリアル動画を多く載せているので参考にしてください。

Web制作業界へ就職するのであればIllustratorの方がおすすめです{alertSuccess}


Figma

via 公式サイト

Figmaは、WebサイトやアプリのUI/UXをデザインできる無料ソフトです。快適なユーザーエクスペリエンスを設計するための機能が多く備わっているので、マイページやダッシュボードなどのデザインにも使われます。

ペンツールを活用すればロゴ制作などもできますが、InkscapeやIllustratorほど多機能ではないです。Figmaで制作されたテンプレートは以下の記事で紹介しています。



Procreate

via 公式サイト

Procreateは、iPad専用のペイントアプリです。iPadでお絵かき・レタリング・レタッチなどを楽しめます。競合としてクリスタが挙げられますが、クリスタと違ってサブスクではなく買い切りなのが良心的。

via @ANISOLUTION

お金をかけずに本格的なイラストを描きたい人におすすめです。利用にはApple Pencilが必要です。ちなみに、呪術廻戦の公式サントラのジャケットイラストを担当した雪駄さんもプロクリエイトユーザーです。


Live2D

via 公式サイト

Live2Dは、2Dイラストを立体的に動かせるアニメーション制作ソフトです。非常に多くのゲームアプリやVTuberが活用しているので、実況・配信を見ない人には知られていないかもしれませんが、かなり身近な制作ソフトだと思います。

デジタルアート系の専門学校でも多く導入されているので、就職の際に強みになるはず。そして、長期で契約する人を優遇する料金プランが他社にはない魅力。

年間プランを契約更新する度に割引される制度なんです。古参ユーザーを大事にする仕組みがありがたい。


DaVinci Resolve

via 公式サイト

DaVinci Resolveは、プロみたいなエフェクト・VFX・モーショングラフィックスといった高度な機能・技術が搭載された動画編集ソフトです。無料版でも十分すぎる機能なので、映像制作や動画編集スキルを身に着けたい人におすすめです。

個人的に好きなYouTuberがこのソフトを使っていたので、私もYouTube用にチュートリアル動画を編集する際はこれ使っています。多機能なのでまだ全部は使いこなせていないけど、ずっと利用してきて不便に感じたこと1度もないです。

動画制作会社へ就職するのであればPremiere Proの方がおすすめです{alertSuccess}


VSCode

via 公式サイト

VSCodeは、マイクロソフトが提供するコーディング用の無料ソフトです。無料でコードを編集できるエディタなので、世界中のWebデザイナーやプログラマーに利用されています。

私もブログのテンプレートをいじる際、VSCodeにファイルを読み込んで編集しています。初心者はHTMLとCSSから学びましょう。ドットインストールでは無料でいくつかレッスンが公開されています。私は書籍も購入しました。



Blender

via 公式サイト

Blenderとは、完全無料の3Dモデリングソフトです。主な機能として3DCG制作、物理演算、スクリプト編集、ノード編集などが挙げられます。アニメーション制作なんかもできる、とにかく多機能すぎるソフト。

私はチュートリアル動画を1本見ただけで断念したので、インターフェースは覚えていないのですが、ヘビーユーザーによるとUIはかなり独特だそう。

独学を貫くならそれなりに根気が必要なくらい扱いが難しいけど、使いこなせたら製作費をあまりかけずに技術的にクオリティの高い作品を手掛けられます。


Unity

via 公式サイト

Unityは、3D/2Dゲーム開発が出来る無料ソフトです。ゲームエンジンと呼ばれます。誰もが知る大手ゲーム会社でも使われるし、Steamにあるようなインディーゲームを作る個人開発者にも利用されます。

PCゲームだけじゃなく、家庭用ゲーム機やゲームアプリなど様々なプラットフォームに対応した作品を開発できます。ディズニーが開発・運営するツイステなんかもUnityが使われています。

公式が提供するUnityアセットストアでは、無料素材が多く公開されているので自身の作品に活用してみてください。Unityの学習方法は以下の記事で解説しています。



最後に|一緒に頑張りましょう


以上、お金をかけずにクリエイターになるためのおすすめソフトを紹介しました。

新しいことを始めるのって勇気がいることだと思うけど、日々少しでもいいから学び続ければ、いつか自身の作品を好きになってくれる人が現れると信じて一緒にがんばりましょう!

Natchan

ゲームが好きなグラフィックデザイナー。複数のサイトを運営中。子どもの頃からPCゲームで遊んでました。1番最初に遊んだのはSecond Life。デザインとは飽きない程度に関わっていくつもり。詳しくはこちら

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