サイト運営歴5年以上の私が、日本でアドセンスの代わりとなる広告配信サービスが普及しない理由について調べたことをまとめます。アドセンスの代わりとなるネットワークを探している人、広告業界のことを知りたい人におすすめの内容です。ブロガーやサイト運営者向けに書きました。
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アドセンスの代わりはあるけど..
「アドセンス 代わり」とグーグル検索すると、アドセンスの代わりとなる広告配信サービスを紹介している記事がいくつか出てくると思います。
そのうちの1つで、とあるメディアのこちらの記事を参考にしながら、20以上の広告配信サービスを調査してみたところ、日本人をターゲットにしたサイトまたは日本語で書かれたブログを収益化するにあたって、アドセンス以外に有力なサービスがほぼないことが判明。
その理由について順を追って説明します。ちなみに、当サイトはすでに脱アドセンスに成功しています。代わりが全くないワケではないので!興味があれば以下の記事もどうぞ。
広告単価の決め手は"ティア"
広告業界では、すべての国が3つのティア(いわゆるグループ)に分かれています。ティアと言うのは、経済力に基づいた階層です。
第1ティアには先進国、第2ティアには発展途上国、第3ティアには開発途上国といった感じで3つに分類されます。これらは、経済学者によって分けられています。各ティアに属する国のリストはこちらから見れます。
より詳細に言うと、クレジットカード・ネットバンク・キャッシュレス決済の普及率、政治的安定度、法律の特異性あたりもグループ分けに影響します。
そして、当然ながら第1ティアに属する国のウェブサイトは最も広告単価が高いです。理由は、経済的に豊かな国なので広告を利用する人が圧倒的に多いからです。
そこで問題なのは、日本です。2023年時点、日本は第2ティアに属します。つまり、広告業界では日本は発展途上国とみなされているんです。日本人の平均年収が低いこと、世界にバレてるんですよね。
悲しいことに、私が調べた限りだと、多くの広告配信サービスは第1ティアを優遇します。優遇するどころか第1ティア以外は受け付けないという企業さえ少なくないです。なので第2ティアの日本は門前払い、もしくは審査に通過したとしても広告単価が低すぎて話にならないんです。
第1ティアと第2ティアの広告単価における格差は大きい。第3ティアは論外。{alertInfo}
最後に|英語サイトなら未来あり
日本が第2ティアに属する以上、アドセンス以外の広告配信サービスを利用しても高い収益が見込めません。大手の広告ネットワークであるMedia.netなんかも英語のサイト以外受け付けないんでね。
なので、アドセンスの代わりとなる広告配信サービスでちゃんと収益化したいのであれば、思い切って英語のサイトを始めてみる方が将来的により大きく収益化できるかも。まあ、コンテンツ次第だけど。
第1ティアは高単価な分、競争率も高いです。それに、広告ブロッカーの導入率も高い。それでも、個人が日本語でサイトを運営していくのはオワコンになりかけてるので、私の姉妹サイトは英語にしました。
はぁ、この業界きついな。
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