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今回比較するのは、有料ペイントアプリ『クリスタ』『プロクリエイト』『フレスコ』の3つです。ここで言うペイントアプリとは、PCとマウスを使ってデザインするIllustratorのようなソフトではなく、iPadまたは2in1ノートパソコンとスタイラスペンで絵を描けるソフトを意味します。
各社の詳しい情報を解説する前に、公式サイトの内容を基に比較表を作ったのでまず見てください。基本情報だけを一目で比較できるようにしました。
ペイントアプリ比較表 |
フォントは、クリスタだけちょっとわかりづらいですね。プロクリエイトとフレスコのフォントはAppleとAdobeが提供するプロフェッショナルなフォントがそれぞれ利用できるのでとても便利です。ちなみに、3つとも独自のフォントをアップロード可能です。
そして、カスタマーサポートがちゃんとあるので、エラーやトラブルが起きても問い合わせれば対応してもらえます。使い方や操作方法については各公式サイトのチュートリアル動画を参考にしてください。
この3つの主な違いは、デバイス・料金プラン・ストレージあたりですね。そこら辺に着目してメリットとデメリットを次で解説します。※2024年2月時点の情報
2つ目は、やはり対応デバイスの豊富さが強みですね。ノートパソコン、タブレット、スマホすべてに対応しています。OSもWindowsとMac両対応なので、iPadでもAndroidタブレットでも利用できます。利用可能なAndroidの端末は公式ページにて確認できます。
3つ目は、便利で優れた機能がとても充実しているので、プロでなくとも高度な描画を再現できることです。線のぶれを抑える補正機能、無料で入手できる公式ブラシ、リアルな混色機能、3Dデッサン人形機能、ポーズの左右対称化など。特に3Dデッサン人形機能は、ちょっと複雑なポージングのキャラクターもグッと描きやすくなるのでおすすめ。
デメリットは2つ。1つ目は、料金体系が少し複雑なことです。多くのユーザーは、"追加費用なし"と記載された「無期限版・一括払い」のダウンロード版を購入すると思います。ただ、これ指定されたバージョンのみが無期限で利用できるだけなので、新バージョンが登場した際にはオプション「CLIP STUDIO PAINT PROアップデートプラン」の契約が必要になります。
いわゆるサブスクになりますが、年額なのでそこまでコストはかからないです。通常、こういったソフトの買い切り型は永久ライセンスとして購入する仕組みなので、アップデートされても半永久的に無料で更新できるケースがほとんどです。そういう意味では、クリスタの料金体系は少し変わっていますね。
2つ目は、比較的フォントには力を入れていないことです。クリスタで使える独自のフォントと言うのは現状ほぼないようなので、デバイスにインストールされているフォントのみを使うという形です。
プロクリエイト(Procreate)のメリットは3つです。1つ目は、圧倒的に良心的な料金プランであること。プロクリエイトの料金はたったの約13ドル、買い切り型なので1度購入すればずっと利用できます。サブスクじゃないって良いですよね!
2つ目は、高品質なブラシが多く出回っていること。当ブログでもよくプロクリエイトのブラシを紹介しているんですが、見ているだけで楽しくなるくらい本当に高品質で良く出来たブラシが多いです。ブラシで作品の仕上がりが決まるので、良いブラシには課金する価値あります。
3つ目は、iOSシステムフォントが使えることです。こちらの記事によると、フォントデータに改変を加えないなら商用利用可ということです。Appleのタイポグラフィーを作品に活かせるメリットは結構大きいと思います。
デメリットは2つです。1つ目は、比較的機能面が限られてくることです。プロクリエイトはクリスタほど多機能ではありません。特に、キャンバスのサイズによって使えるレイヤー数が制限されるというのが問題点です。レイヤーが1000枚近くあるような大作を描きたい人には不向きです。
2つ目は、独自のクラウドストレージが提供されないことです。プロクリエイトで作成した絵はそのままiCloudに保存されるというわけです。iCloudの無料枠じゃ容量がすぐ足りなくなるので、別途有料サービスで補うなり何か対策した方がいいですね。
フレスコ(Adobe Fresco)のメリットは3つです。1つ目は、ライブブラシ機能が高い評価を得ていること。公式ページで説明されている通り、水彩画や油絵風のイラストを描く際に、とてもリアルな絵具の質感を表現できます。リリースされたとき、これが大きな話題になって大手メディアでも特集されていました。
2つ目は、Adobe Fontsが利用できること。Adobeが持つ巨大なフォントのプラットフォームを活用できるメリットは大きいです。英語フォントだけでなく、ポップで遊び心ある日本語フォントがかなり充実しています。もちろん商用利用可です。
3つ目は、プラン次第でPhotoshopが利用できることです。有料プランには、フレスコ単体プランというのもありますが、Photoshop単体プランを契約すればフレスコが使えるだけでなく、Photoshopと100GBのストレージも付属します。有料プランの契約方法について詳しくは公式ページをチェックしてください。
デメリットは2つ。1つ目は、ユーザー数の少なさです。フレスコはまだまだ利用者が少ないので、チュートリアルや使い方のコツなどの情報があまり出回っていません。なので、何か不明点があったら問い合わせた方が早いです。UIはシンプルなので、初心者でも操作に慣れやすいです。
2つ目は、サブスクなので月額料金がかかることです。PhotoshopとかAdobeのソフトを普段から利用している人なら知っていると思いますが、月額は安くないです。その分、デフォルトブラシの数が1000以上あるので価格相応だと思います。ちなみに、コンプリートプランにもフレスコが含まれます。
以上、クリスタ・プロクリエイト・フレスコを比較しました。各ペイントアプリのおすすめユーザーをまとめると..
クリスタがおすすめなのは、大量にレイヤーを重ねた大作を描きたい人もしくはプロのイラストレーターになりたい人です。
プロクリエイトがおすすめなのは、色んなブラシを使って独自の画風を定めたい人もしくは気軽にお絵かきを始めて上達していきたい人です。
フレスコがおすすめなのは、水彩・油絵風イラストを描きたい人もしくは自身の作品をPhotoshopでレタッチしたい人です。
自身のお絵かきスタイルにマッチしたペイントアプリを選ぶ際の参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
そして、カスタマーサポートがちゃんとあるので、エラーやトラブルが起きても問い合わせれば対応してもらえます。使い方や操作方法については各公式サイトのチュートリアル動画を参考にしてください。
この3つの主な違いは、デバイス・料金プラン・ストレージあたりですね。そこら辺に着目してメリットとデメリットを次で解説します。※2024年2月時点の情報
クリスタのメリットとデメリット
via 公式サイト |
CLIP STUDIO PAINTのメリット:
- 国内ユーザー数が多い
- 幅広いデバイスに対応
- とにかく多機能
クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)のメリットは3つあります。1つ目は、国内で最も多くのユーザーを獲得しているペイントソフトであること。プロ/アマチュアにかかわらず、多くのクリエイターに利用されているのでたくさん情報がシェアされています。何かわからないことがあっても、検索すれば大抵解決できるので安心です。
3つ目は、便利で優れた機能がとても充実しているので、プロでなくとも高度な描画を再現できることです。線のぶれを抑える補正機能、無料で入手できる公式ブラシ、リアルな混色機能、3Dデッサン人形機能、ポーズの左右対称化など。特に3Dデッサン人形機能は、ちょっと複雑なポージングのキャラクターもグッと描きやすくなるのでおすすめ。
CLIP STUDIO PAINTのデメリット:
- 料金体系が少し複雑
- フォントに力を入れてない
デメリットは2つ。1つ目は、料金体系が少し複雑なことです。多くのユーザーは、"追加費用なし"と記載された「無期限版・一括払い」のダウンロード版を購入すると思います。ただ、これ指定されたバージョンのみが無期限で利用できるだけなので、新バージョンが登場した際にはオプション「CLIP STUDIO PAINT PROアップデートプラン」の契約が必要になります。
いわゆるサブスクになりますが、年額なのでそこまでコストはかからないです。通常、こういったソフトの買い切り型は永久ライセンスとして購入する仕組みなので、アップデートされても半永久的に無料で更新できるケースがほとんどです。そういう意味では、クリスタの料金体系は少し変わっていますね。
2つ目は、比較的フォントには力を入れていないことです。クリスタで使える独自のフォントと言うのは現状ほぼないようなので、デバイスにインストールされているフォントのみを使うという形です。
プロクリエイトのメリットとデメリット
via 公式サイト |
Procreateのメリット:
- とても良心的な料金体系
- 高品質な専用ブラシが充実
- iOSシステムフォントが利用可
プロクリエイト(Procreate)のメリットは3つです。1つ目は、圧倒的に良心的な料金プランであること。プロクリエイトの料金はたったの約13ドル、買い切り型なので1度購入すればずっと利用できます。サブスクじゃないって良いですよね!
2つ目は、高品質なブラシが多く出回っていること。当ブログでもよくプロクリエイトのブラシを紹介しているんですが、見ているだけで楽しくなるくらい本当に高品質で良く出来たブラシが多いです。ブラシで作品の仕上がりが決まるので、良いブラシには課金する価値あります。
3つ目は、iOSシステムフォントが使えることです。こちらの記事によると、フォントデータに改変を加えないなら商用利用可ということです。Appleのタイポグラフィーを作品に活かせるメリットは結構大きいと思います。
Procreateのデメリット:
- 機能面が多少限られる
- 独自のクラウドストレージなし
デメリットは2つです。1つ目は、比較的機能面が限られてくることです。プロクリエイトはクリスタほど多機能ではありません。特に、キャンバスのサイズによって使えるレイヤー数が制限されるというのが問題点です。レイヤーが1000枚近くあるような大作を描きたい人には不向きです。
2つ目は、独自のクラウドストレージが提供されないことです。プロクリエイトで作成した絵はそのままiCloudに保存されるというわけです。iCloudの無料枠じゃ容量がすぐ足りなくなるので、別途有料サービスで補うなり何か対策した方がいいですね。
フレスコのメリットとデメリット
via 公式サイト |
Adobe Frescoのメリット:
- ライブブラシが高評価
- Adobe Fontsが使える
- Photoshopが使える
フレスコ(Adobe Fresco)のメリットは3つです。1つ目は、ライブブラシ機能が高い評価を得ていること。公式ページで説明されている通り、水彩画や油絵風のイラストを描く際に、とてもリアルな絵具の質感を表現できます。リリースされたとき、これが大きな話題になって大手メディアでも特集されていました。
2つ目は、Adobe Fontsが利用できること。Adobeが持つ巨大なフォントのプラットフォームを活用できるメリットは大きいです。英語フォントだけでなく、ポップで遊び心ある日本語フォントがかなり充実しています。もちろん商用利用可です。
3つ目は、プラン次第でPhotoshopが利用できることです。有料プランには、フレスコ単体プランというのもありますが、Photoshop単体プランを契約すればフレスコが使えるだけでなく、Photoshopと100GBのストレージも付属します。有料プランの契約方法について詳しくは公式ページをチェックしてください。
Adobe Frescoのデメリット:
- ユーザー数が少ない
- コストがかかる
デメリットは2つ。1つ目は、ユーザー数の少なさです。フレスコはまだまだ利用者が少ないので、チュートリアルや使い方のコツなどの情報があまり出回っていません。なので、何か不明点があったら問い合わせた方が早いです。UIはシンプルなので、初心者でも操作に慣れやすいです。
2つ目は、サブスクなので月額料金がかかることです。PhotoshopとかAdobeのソフトを普段から利用している人なら知っていると思いますが、月額は安くないです。その分、デフォルトブラシの数が1000以上あるので価格相応だと思います。ちなみに、コンプリートプランにもフレスコが含まれます。
最後に|こんな人におすすめ
以上、クリスタ・プロクリエイト・フレスコを比較しました。各ペイントアプリのおすすめユーザーをまとめると..
クリスタがおすすめなのは、大量にレイヤーを重ねた大作を描きたい人もしくはプロのイラストレーターになりたい人です。
プロクリエイトがおすすめなのは、色んなブラシを使って独自の画風を定めたい人もしくは気軽にお絵かきを始めて上達していきたい人です。
フレスコがおすすめなのは、水彩・油絵風イラストを描きたい人もしくは自身の作品をPhotoshopでレタッチしたい人です。
自身のお絵かきスタイルにマッチしたペイントアプリを選ぶ際の参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。