徹底解説|インクスケープでロゴ/イラスト/テキスト/をトレースする方法



インクスケープでトレースする方法を詳しく説明しています。ラスター画像(JPG,PNG)をベクター画像(SVG)にきれいに変換したい場合に役立ちます。

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使用する3つの画像



インクスケープを使ったトレースの詳しいやり方をこちらの動画で説明しています。動画内で使用するアイコン等の画像は以下から保存できます。


▼ロゴ/アイコン

▼イラスト

▼テキスト

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トレースの手順と解説



ロゴ/アイコン、イラスト、テキストをトレースする方法をそれぞれ説明していきます。まずは共通の初期設定として以下の手順に従って「ビットマップのトレース」ウィンドウを開いてください。

共通設定

①ファイル → 開く → トレースしたい画像を開く
②パス → ビットマップのトレース(Shift + Alt + B)

※動画内ではフォルダーから画像をインポートしているので、ファイル→ドキュメントのプロパティの流れで境界枠を設定していますが、上記の流れではこの設定は不要なので飛ばしています


ロゴまたはアイコンをトレースする方法

Single scan→ Brightness cutoff → Update → OK → ウィンドウを閉じる

※Brightness thresholdの数値を上げると黒の領域が若干増えます。反対に数値を下げると白の領域が若干増えます。


イラストをトレースする方法

Multiple scan → 色 → Scansの数値を適度に上げる →「滑らかに」のチェックを外す → Update → OK → ウィンドウを閉じる

※Scansの数値をどれくらい上げるかはトレースする画像によって変わります。動画では30まで上げています。
※モノクロにトレースする場合は「色」の代わりにGraysに切り替えてください


テキストをトレースする方法

Single scan → Brightness cutoff → Brightness thresholdを0.5に設定 → Update → OK → ウィンドウを閉じる

※ちなみに、Brightness cutoffの代わりにEdge detectionにすると文字のフチだけになります。Color quantizationにすると白黒反転します。



トレースする際のポイント



トレースする際に気を付けたいポイントを以下に挙げます。

✔ OKを押したら毎度ウィンドウを閉じる
✔ 白黒反転させたい場合はInvert imageにチェックを入れる
✔ 特にこだわりがなければ数値を変えずデフォルトのままにする
✔ 数値をいじりすぎたら「元に戻す」ボタンを押す


自動でトレースしてくれるサービスが多々ありますが、画像の性質に合わせて可能な限りきれいにトレースしたい場合はインクスケープを使うことをおすすめします。





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Natchan

ゲームが好きなグラフィックデザイナー。複数のサイトを運営中。子どもの頃からPCゲームで遊んでました。1番最初に遊んだのはSecond Life。デザインとは飽きない程度に関わっていくつもり。詳しくはこちら

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