ロゴを制作する上で使ってはいけない英字フォントを7つ教えます。ロゴデザインで失敗しないために、初めてロゴを制作する人やグラフィックデザイナー初心者向けの内容です。7つとは言っていますが、NGフォントは実際にはもっと多いので、使わないほうがいいフォントの見極め方についても教えます。
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ロゴで使ってはいけないフォントの見極め方
ロゴを制作する上で使ってはいけないフォントの見極める方法は、そのフォントが「世に広く浸透しているか」どうかです。誰もが使うアプリ・ツール・サービス内で提供されるフォント、MicrosoftやMacのデフォルトフォントに設定されているフォント、長年多くのデザイナーに使われてきたフォント。
こういったフォントは世の中に広く浸透しすぎているため、デザイナーではない人でさえ既視感を覚えます。
フォント自体のクオリティは悪くなくても、長年様々な媒体で何度も何度も使われると世の中の人は見慣れてきてしまいます。オリジナリティ、インパクト、新鮮味が全く感じられないフォントでは多少手を加えたとしても良いロゴを作るのは難しいので、そもそも選ばないというのが賢明です。
ロゴ制作で使ってはいけないフォント
良いロゴを作る上でフォント選びはとても重要です。これから紹介するフォントは独自性や差別化が求められるロゴデザインにおいては、ふさわしくないので選ばないようにしましょう。プロのデザイナーは絶対に選びません。
フォントのビジュアルはリンク先のWikipedia、Adobe Fontsで確認できます。
Arial
Arialは、フォント名を聞いただけで察する人も多いと思いますが、Windowsで長年デフォルトフォントとして提供されてきました。それ以外にも数えきれないサービスで提供されています。
読みやすいフォントではあるので一般の人からは好かれるかもしれませんが、ロゴデザインに取り入れるのはNGです。
Impact
Impactは、そのフォントの名の通り、インパクトのあるデザインなので少し古い海外のウェブサイトやポスターのタイトルでよく使われています。世に公開しない書類やメルマガで使う分にはOKですがロゴには不向きです。
Times New Roman
Times New Romanは、1929年にイギリスの新聞で使われたことにより広まったフォントです。その後は長年Windowsのデフォルトフォントとして設定されています。MicrosoftだけではなくGoogle DocumentやBloggerなどの執筆系サービスでも多く使われています。文章でよく使われるフォントをロゴで使うのは避けてください。
Georgia
GeorgiaはTimes New Romanと似たような存在ではありますが、Times New Romanほど世の中に浸透しているわけではないのでマシな方ではあります。ただ、GeorgiaもMicrosoftやGoogleなどの大企業が提供する無料サービスで長年使われてきました。
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via@adobe fonts |
最もスタンダードなフォントの一つですが、Georgia Proの方はスタイルが豊富なのでロゴ制作にも使っても問題ないと思います。
Courier
Courierは多くのPCに標準で搭載されているのでノンデザイナーでも見たことあるフォントだと思います。1955年にIBMによって買収され、企業のプリントに使うためタイプライターっぽさが出るようデザインされました。細いスラブセリフのフォントで、デザインはレトロなコンピューター感もあって個人的には好きなフォント。
Comic Sans
Comic Sansは手書きのフォントで、子ども関連のビジネス向けに作られました。フォントの制作者には申し訳ないですが、最も嫌われているフォントの一つです。以前、インスタグラムのストーリー機能で新しく追加されたときはユーザーからかなりのクレームがSNSで発信されていました。
Brush Script
Brush Scriptは手書き+筆記体の英字フォントで、海外ではチラシなどでよく使われるフォントです。1940年代に作られたフォントであるのと、マーカーで書かれたような雰囲気であることから現代ではあまり好かれるフォントではありません。少し古い印象を与えるからです。
最後に|より良いフォントを活かすために
ロゴ制作に限らず、デザインにおいてタイポグラフフィーはとても重要な立ち位置にあります。フォント選び、文字レイアウトの調整、フォントの組み合わせなどの知識をつけて実践に活かすことで迷いなく良いデザインに仕上がります。
デザインする上でフォントの扱い方が学べる本を読むことによって、ワンランク上のクオリティーでデザインできるようになるので、興味がある方はぜひ以下の本をチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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