NVIDIAのロゴに使われたフォントを特定〈ロゴの由来も解説〉


NVIDIAのロゴに使われたフォントを特定しました。ロゴの由来も解説します。アメリカの半導体メーカーであるエヌビディアのロゴの意味を知りたい人、世界をリードする企業のロゴに使われるフォントを知りたい人におすすめの内容です。


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NVIDIAのロゴフォント


結論を先に言うと、NVIDIAのロゴに使われたのはHandel Gothicです。線の太さを示すウェイトは全部で3種類あり、実際のロゴはBoldよりもさらに線が太くなるよう調整されています。

via adobe fonts

角とカーブが共存した、サイバーパンクな字体が特徴的。大文字小文字E、小文字r、小文字kが特にクセが強いですね。ロゴ表記にもよるけど、大文字あるいは小文字のみにするよりも、大文字と小文字を混在させた方がこのフォントの良さが出ると思う。

現にNVIDIAのロゴを見てみると、「n」が小文字になっていますよね。紛らわしいから言っておくと、ロゴデザイン上は小文字になっていますが、正式名称は全部大文字の「NVIDIA」です。それは公式ガイドラインを見ても明らか。

あえて頭文字Nを小文字にしたことでオリジナリティが強調されているので、良く出来たロゴだと思います。だって全部大文字にしたらこんな感じになるからね↓パッとしないでしょ?

あくまでイメージ図

ちなみに、NVIDIAのロゴに使われたHandel GothicはAdobe Fontsで提供されているので商用利用可です。そのフォントを利用してロゴを制作した場合でも商標登録できます。

Adobe Fontsの使い方について詳しくは以下の記事で解説しています。



NVIDIAのロゴの由来


NVIDIAのシンボルは、「すべてを見通す目」。これはNVIDIAのビジョンと永遠の革新の探求を象徴しています。

そして、社名の由来は「インヴィディア」というラテン語で「嫉妬」を意味する言葉から来ているとのこと。"嫉妬されるほど良い製品を作りたい"という思いから来ているのだと推測します。

実際、NVIDIAの製品はどんな企業も真似できないほどクオリティが高いらしいので、時価総額世界2位にまで上り詰めたわけです!

今と昔のロゴ比較

この「全能の目」のシンボルは、1993年創立当時から変わっていません。どんな組織においても、シンボルがブレないというのは並みじゃないので単純にカッコいい。

リニューアルされて現在のロゴになったのは2006年から。配色もフォントも今の方がずっと良い。特にシンボルカラーの緑が力強い。目をシンボルにすると、こんなにも強烈なロゴが生まれるんだね。久々に惹きつけられた。

参考リンク:



最後に|マツダもこのフォント


以上、NVIDIAのロゴに使われたフォントを特定しました。

今回紹介したHandel Gothic。実はマツダのロゴもこのフォントを使っているんです。Zの切り込みがチャームポイント。


デザイナーのカスタマイズ次第で全然違う印象になるのがおもしろい。他にも誰もが知る企業のロゴに使われたフォントを特定しているので、以下の記事もぜひ読んでください!

Natchan

ゲームが好きなグラフィックデザイナー。複数のサイトを運営中。子どもの頃からPCゲームで遊んでました。1番最初に遊んだのはSecond Life。デザインとは飽きない程度に関わっていくつもり。詳しくはこちら

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